のリフレッシュ工法 高い信頼性と良質の老巧モルタル補修工法を実現

のり面を保護する方法として、モルタル吹付工が多く用いられてきました。

本来、モルタル吹付けは、風化・浸食を防止することと、防水機能が要求されます。既設吹付モルタルは、経年変化により吹付モルタル自体の劣化やひび割れ、剥離、地下水等の影響による地盤の風化・空洞化が生じています。

従来は、既設吹付モルタルを取り除き、新しく作り替えるため大量の産業廃棄物が発生していました。のリフレッシュ工法は、老朽化した既設吹付モルタルを取り壊す(捨てる)ことなく、既設のり面を補修、補強することができる工法です。

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FAX : 03-3221-5929

のリフレッシュ工法協会

▪のり面の老朽化とは?

1)建設時の性能が低下した状態

2)建設当初の目的(機能)が損なわれた状態

 

①吹付モルタルなどのコンクリート構造に生じる現象

・亀裂(ひび割れ)

・剥離、剥落

・凍害 等

②地山に生じる現象

・地山の風化

・空隙 等

▼ 法面保護工の老朽化「亀裂」

亀裂

植物の成立とモルタルの亀裂

亀裂に根付く自生木

▼ 法面保護工の老朽化「剥離」

剥離(1)

モルタルの剥離

剥離(2)

▼ 法面保護工の老朽化「凍害」

凍害を受けた法枠

凍害箇所の状況

▼ 法面保護工の老朽化「風化・空隙」

地山の風化と空隙

▼ 老朽モルタル法面の補修(従来技術)

取り壊し・新設

機械作業による取り壊し (H≦5m)

人力作業による取り壊し (H>5m)

問題点: モルタル切断片以外に 落石・岩体崩落の危険性が高い

▼ 老朽モルタル法面の補修(従来技術)

従来技術の課題

1) 落石事故、表層崩落のリスクが高い

2) 仮設防護柵の規模が大きい

3) 施工性が悪く工期への影響が大きい

4) 作業員の高齢化

5) 建設廃棄物が多量に発生する

▪工法の特徴

のリフレッシュ工法は、以下の3工種の複合効果によりのり面・斜面を安定させる特徴を有しています。また、既設のり面と背面地山の状態によって5つのタイプから適切な工法を選択することができます。

▪工法の構成イメージ

<3工種の複合効果>

●既設モルタル吹付け面の補強や景観の向上を目的とした増厚工

●地盤とモルタル吹付け背面の密着性を高めることを目的とした空隙充填工

●地盤の強化を目的とした地盤注入工

▪各種タイプの説明

 

既設モルタル

補修型

タイプ1 アンカーボルト仕様

  老朽化してクラックが入ったモルタル吹付面を繊維モルタル吹付で補修します。

タイプ2 アンカーボルト仕様 + 空隙充填工

  吹付背面の空洞にセメント系固化材を充填し地山との密着性を高めます。

 

地盤補強型

タイプ3 グラウチングボルト仕様

  風化した地盤の空隙を注入して強化します。※ボルト削孔時に孔壁が崩れない場合。

タイプ4 自穿孔グラウチングボルト仕様

  風化した地盤の空隙を注入して強化します。※ボルト削孔時に孔壁が崩壊する場合。

 

表層すべり

抑止型

タイプ5 二重管自穿孔ロックボルト仕様

  表面のすべりを抑止します。※風化層が50cmを超え、表層すべりの恐れがある場合。

▪選定手順

選定のポイント

・吹付け背面の地山状況

・背面空洞の状況

・地盤の風化程度

・崩壊の有無、程度

▼ タイプ1 (アンカーボルト仕様)

既設吹付モルタル面に増厚することで、のり面の剛性及び安定度を回復します。

既設吹付モルタルと増厚工との一体化を目的としてカップルボルトを配置し、短繊維混入モルタルにて増厚することで強化補修します。

▼ タイプ2 (アンカーボルト+空隙充填仕様)

タイプ1の補修に加えて既設吹付モルタル背面と地山との付着を改善させます。

既設吹付モルタル背面の空隙にセメント系固化材の充填して密着性を回復させます。

注入パッカー

▼ タイプ3 (グラウチングボルト仕様)

グラウチングボトル

注入パッカー

▼ タイプ4 (自穿孔グラウチングボルト仕様)

▪施工事例

施工事例①

保全対象:道路(主要県道)・鉄道(JR)

タ イ プ:タイプ2

採用事由:幹線道路とJRが並行に走っている法面。

     モルタル取壊し時の規制制約,工期短縮により採用。

施工面積:A=1,400㎡

施工事例②

保全対象:道路(主要県道)

タ イ プ:タイプ2+地山補強土工

採用事由:幹線道路に面した法面。現況斜面H=50m,

     急傾斜のためはぎ取り時の道路への落下を勘案。

施工面積:A=1,220㎡

施工事例③

保全対象:ダム斜面

タ イ プ:タイプ2

採用事由:ダム直下流の急斜面モルタルはぎ取り後の

     産業廃棄物運搬が非常に困難なため。

施工面積:A=1,220㎡

▪施工手順(タイプ2)

 

※法面勾配 1:0.3より急な場合はラス張工を併用。

▼ 法面清掃

▼ アンカーボルト工

▼ カップルボルト工

▼ 水抜きパイプ設置工

▼ 増厚工

▼ 空隙充填工

▼ 空洞充填工

▼ 空隙充填工(注入量管理)

▼ 効果確認の例①

コアボーリングによる充填状況の確認

▼ 効果確認の例②

熱赤外線映像法による充填状況の確認

施工後の確認

施工前全景(温度差分画像)

施工完了全景(温度差分画像)

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