■ 協会の目的

　のリフレッシュ工法協会は、既設のり面構造物の補修・補強技術である「のリフレッシュ工法」を地域社会と連携しつつ普及・発展させることにより、社会資本の保全に寄与することを目的としています。 　我が国では、戦後復興の過程において、民間企業の経済活動を促進する基盤として道路、港湾等の産業基盤型社会資本の整備を進めた結果、多くの社会資本ストックを有するに至っております。これらのうち、初期に建設された施設の多くは、更新・補修の時期にきています。今後、更新・補修を要する施設は今以上に増えることは確実であり、道路整備に伴い発生した切土のり面や、家屋に近接した急傾斜地等の崩壊防止を目的として建設された吹付け枠工やモルタル吹付け工といった、のり面構造物も例外ではありません。 　この時代のニーズに応えるために開発された「のリフレッシュ工法」は、老朽化した既設吹付モルタルを取り壊すことなく、既設のり面を補修・補強することができる優れた工法であり、当協会は、本工法の普及・発展を通じて、社会インフラの保全に貢献できるよう尽力する所存でございます。